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歯科医院のホームページは簡単!?

「歯科医院さんのホームページを作るのって簡単だよね」
あるホームページ業者さんとお話する機会があり、その場で言われたセリフです。

逆に、私にとっては「歯科医院さんのホームページを作るのは難しい」ので、
ご依頼いただくと、本当に本当に、時間も知恵も使うので、とっても疲れます…。

というのも、ホームページを持つ歯科医院さんは本当に多く、
しかも、アピールしたいと思うものが一緒なのです。

それをそのまま受け入れて、何も考えずに作ってしまうと、
「あぁ、その構成も文章も画像も、どこかで見たことあるよねー」という
金太郎飴みたいなホームページが大量生産されてしまうのです。

そうではなく、特徴や個性をしっかり打ち出して、
患者さんに積極的に選んでもらえるホームページを…と思うと、
私は、歯科医院さんのホームページを作るのが一番難しいと思います。

作るだけなら「簡単」。でも、効果を出すのは「難しい。

大量生産の金太郎飴的ホームページを作ることを許容するなら、「簡単」なのかもしれません。
構成がある程度固定されていて、中に記載する文章も同じ、
医院名と写真だけ変える簡単な作業で、あっという間に制作が完了するのですから。

ただ、「効果を出す」…つまり、新患さんに来てもらえるサイトを作るのは難しくなっていると思います。
どの医院さんを見ても、似た様なホームページで、違いがわからない。

だから、
自分の家から近くて、
やりたい治療が安く提供されていて、
できたばかりの新しい医院さんに行くことになるのです。

これではホームページがあろうとなかろうと、そんなに変わりません。
Googleプレイスに、写真付きで無料登録する方がよっぽど有益でしょう。

競争が激しい業界=玉石混淆

歯科医の先生は気を悪くされるかもしれませんが、
私は、ホームページ制作業界も、歯科業界も同じだと思っています。

玉石混淆。

似た様な業者さん(歯科医院)がたくさんあって、違いがわからない。
作ってみる(治療してみる)まで、自分の場合はどうなるのかわからない。
作ったあと(治療したあと)のメンテナンスまで、責任をもってくれるかわからない。

人対人のことでもあるので、相性もあるでしょう。

でも、少なくとも「歯科医院のホームページなんて簡単だよね」と言わない方を選んでいただけるといいな、と思います。

2012.01.27

医療法で、HPの体験談や治療前後の写真を規制するな

先ほど、「医院ホームページにも、医療法の規制が!?」という記事を公開させていただきました。
こちらでは、私の考えを少しだけお話できたら…と思います。

個人的には、行き過ぎた広告や、誇大・過大な宣伝文句は規制されてしかるべきと考えています。

実際、自費中心のクリニックさん…
例えば、美容外科さんや美容皮膚科さん、
レーシック等を中心に行う眼科さん、インプラントに力を入れている歯科さんなどには、
患者さんに誤解されそうだな…と感じるサイトがいくつもありましたので、
今回の指針が出されたことについては、歓迎しています。

ただ、その規制の内容が、問題です。

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限られた成功例を強調する施術前後の写真や患者の体験談は、掲載を禁じる方針だ。

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とありますが、術前術後の写真や、患者さんの体験談は患者さんがクリニックを選ぶ大きな決め手です。
実際、同じ日に書かれたニュースにも、次のようなものがありました。

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美辞麗句躍る美容クリニックHP 体験談や写真が決め手に
2012.1.15 15:29
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120115/trd12011515300007-n1.htm

内閣府の消費者委員会が昨年11月、利用者を対象にした調査によると、美容クリニックを選ぶ際の情報収集方法のトップは友人・知人の話で39%。次いでHPを挙げた人が38%に上り、フリーペーパーやダイレクトメールなどを大きく上回った。

さらに、受診先を選ぶ決め手となった情報に「患者の体験談」もしくは「施術前後の写真」を挙げたのは47%。こうした情報を広告に掲載するのは医療法違反となるが、規制対象外のHPには堂々と掲載されているのが実情だ。

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美容クリニックに限らず、術前術後の写真は患者さんにとっては、気になるものです。

例えば、弊社でお手伝いしている医院さんのホームページでも、
巻き爪や下肢静脈瘤でお困りの方、潰瘍の有無など、
個人的にはちょっとグロテスクでは…と思う写真でさえ、アクセス数はかなりあり、
患者さんの関心の高さが伺えます。

実際にクリニックへ行くこと=治療開始となることが多い医療機関の場合、
限られた事例かもしれませんが、受診前にその医院での症例を見られることは、
患者さんが受診医療機関を選ぶのに非常に有益だと思います。

患者さんの声(口コミ)も然りです。

すべての患者さんが医療知識を持っていればいいのですが、そうではありません。

治らないだろう…と自己判断していた痛みが、トリガーポイント注射で治ることを知った、
咳が長引いて治らないなぁ…と思っていたら、同じ症状の人がぜんそくだったなど、
「お医者さま」ではなく、同じ立場の「患者さん」が語った言葉だからこそ、
きちんと読み、自分の症状に置き換えて気づくことが、あると思うのです。

なんとなく怖そう、なんとなく痛そうだから、治療を受けるのはやめておこう…と思う人も、
「私もそう思ってたけど、意外と大丈夫だったよ。」という
ナマの声を聞くことで、安心して受診できることが、あると思うのです。

一部の行き過ぎた商業主義に囚われたクリニックを規制するために、
本当に患者さんが求めている情報が規制されないことを願います。

2012.01.18

自分で更新できるホームページ(=CMS)の罠

自分で更新できるCMS形式のホームページ、売り込み加速中!

ホームページ制作会社さんに頼まなくても、
自分で好きなときに好きなだけ更新できるホームページがあるんです!
検索サイト対策にも強い、CMSというシステムなんです!!!

一時、他業種さんでよく聞かれた宣伝文句でしたが、普及しきらないので、
最近は医療機関…特に歯科医院さんへの売り込み攻勢が強まっているようですね。

毎週のように営業電話がかかってきている先生も多いのではないでしょうか?

メディカがCMSを積極的に勧めない理由

メディカでも、もちろんCMSでのホームページ構築は可能です。
ただ、この方法で結果が出せている医院さんはほとんど皆無。

なぜならば、皆さん、診療が忙しくて、なかなか続かないからです。
だから、私はどんな先生にも勧めることは、絶対にしません。

CMS=自分で更新しなくちゃいけない

自分で更新できるから、どれだけ修正してもページ追加しても、タダです!!

これって、とっても魅力的に思えますよね。
でも、罠がいっぱいなんですよ。

一番の罠は、本人が続けられるかどうか、定かではないこと

先生。ブログ、続けられていますか?

CMSってアルファベットで言われると新しいシステムのような気がしますが、
医療機関で使う場合、基本的にはブログと一緒です。

むしろ、世にあるFC2やライブドアブログ、アメーバブログの方が、
たくさんの方が簡単に更新できるように、
使えるツールも、パソコン・携帯メール・スマホアプリと様々ですし、
写真投稿や絵文字の使用もかなり簡単に、自由にできます。

検索サイト対策にしても、組み込み型のCMSのほうが効果が高い…というのは、
毎日のように更新できている先生にとって…という程度の違いですよ。

二番目の罠は、効果があるページ・文章が作れるかどうか

メディカのホームページ作成サービスで一番人気があるのが、原稿作成代行です。
先生と電話や対面でお話をして、先生の代わりに文章を創り上げるサービスです。

それだけ、原稿を作成することに、負担を感じる先生が多いのです。

ホームページでの文書が難しいのは、
「医療の知識がない人に」「画面上で」「言葉だけ」で説明することです。

WEBライティング…という言葉があるように、
ホームページ上で「効果のある」「読んでもらえる」文章は、
専門的な知識と経験が必要なのです。

三番目の罠は、内容と見せ方を、先生が考える必要があること

頑張って、新しい情報を積極的に追加している。
患者さんにいつも話しているように、わかりやすい言葉で書いている。

でも、見づらい。

こんな状態になっている医院さんもいらっしゃいます。

WEBのプロは、どこに、どんなボリュームで、何を書くのか、
そして、訪問者さんがどういう動線を辿って記事にたどり着くのかまで考えて、
ホームページを設計します。

先生に更新を丸投げするCMSが恐ろしいのは、
この部分を考えることも先生に要求しているのです。

歯科医院、クリニックの院長先生でCMSが向いている人

  • 更新したい内容がたくさん頭にあって、毎日のようにブログを更新している。
  • 患者さんに、知ってほしい医療情報がたくさんある。自分で文章を書きたい。
  • 誤字脱字に気づいたら、その瞬間に修正できないと気が済まない。

これに当てはまる人は、自分で更新できるCMSでの運用をおすすめします。

自分が当てはまるかどうか分からない…という先生には、
まずは無料ブログで更新ができるかどうか試していただいて、
「できる!」という自信がついてから、導入を検討されることをおすすめします。

身も蓋もない言い方ですが、ホームページなんて、作るだけなら小学生でも作れます。
大切なのは、そこに何を載せて、どう見せていくのか…というところです。
そこがしっかりしてないと、どれだけお金をかけて最新のシステムを入れても失敗してしまうでしょう。

2011.06.29

ヤフーアクセス解析が2011年8月31日で終了

弊社で使っている医院さんはありませんが…ヤフーアクセス解析が2011年8月31日で終了します。今までのデータを取り出しておいたり、同日以降は、解析用のコードをHTMLから取り外す必要あります。

2011.06.07

3R

リデュース(作りすぎない•使い過ぎない)→リユース(何度も使う)→リサイクル(資源として再利用する)by北野大さん

友人が紹介していたのですが、本質的な言葉ですね。採用に関しても、広報に関しても同じことが言えるな、と思いました。

2011.06.06