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自分で更新できるホームページ(=CMS)の罠

自分で更新できるCMS形式のホームページ、売り込み加速中!

ホームページ制作会社さんに頼まなくても、
自分で好きなときに好きなだけ更新できるホームページがあるんです!
検索サイト対策にも強い、CMSというシステムなんです!!!

一時、他業種さんでよく聞かれた宣伝文句でしたが、普及しきらないので、
最近は医療機関…特に歯科医院さんへの売り込み攻勢が強まっているようですね。

毎週のように営業電話がかかってきている先生も多いのではないでしょうか?

メディカがCMSを積極的に勧めない理由

メディカでも、もちろんCMSでのホームページ構築は可能です。
ただ、この方法で結果が出せている医院さんはほとんど皆無。

なぜならば、皆さん、診療が忙しくて、なかなか続かないからです。
だから、私はどんな先生にも勧めることは、絶対にしません。

CMS=自分で更新しなくちゃいけない

自分で更新できるから、どれだけ修正してもページ追加しても、タダです!!

これって、とっても魅力的に思えますよね。
でも、罠がいっぱいなんですよ。

一番の罠は、本人が続けられるかどうか、定かではないこと

先生。ブログ、続けられていますか?

CMSってアルファベットで言われると新しいシステムのような気がしますが、
医療機関で使う場合、基本的にはブログと一緒です。

むしろ、世にあるFC2やライブドアブログ、アメーバブログの方が、
たくさんの方が簡単に更新できるように、
使えるツールも、パソコン・携帯メール・スマホアプリと様々ですし、
写真投稿や絵文字の使用もかなり簡単に、自由にできます。

検索サイト対策にしても、組み込み型のCMSのほうが効果が高い…というのは、
毎日のように更新できている先生にとって…という程度の違いですよ。

二番目の罠は、効果があるページ・文章が作れるかどうか

メディカのホームページ作成サービスで一番人気があるのが、原稿作成代行です。
先生と電話や対面でお話をして、先生の代わりに文章を創り上げるサービスです。

それだけ、原稿を作成することに、負担を感じる先生が多いのです。

ホームページでの文書が難しいのは、
「医療の知識がない人に」「画面上で」「言葉だけ」で説明することです。

WEBライティング…という言葉があるように、
ホームページ上で「効果のある」「読んでもらえる」文章は、
専門的な知識と経験が必要なのです。

三番目の罠は、内容と見せ方を、先生が考える必要があること

頑張って、新しい情報を積極的に追加している。
患者さんにいつも話しているように、わかりやすい言葉で書いている。

でも、見づらい。

こんな状態になっている医院さんもいらっしゃいます。

WEBのプロは、どこに、どんなボリュームで、何を書くのか、
そして、訪問者さんがどういう動線を辿って記事にたどり着くのかまで考えて、
ホームページを設計します。

先生に更新を丸投げするCMSが恐ろしいのは、
この部分を考えることも先生に要求しているのです。

歯科医院、クリニックの院長先生でCMSが向いている人

  • 更新したい内容がたくさん頭にあって、毎日のようにブログを更新している。
  • 患者さんに、知ってほしい医療情報がたくさんある。自分で文章を書きたい。
  • 誤字脱字に気づいたら、その瞬間に修正できないと気が済まない。

これに当てはまる人は、自分で更新できるCMSでの運用をおすすめします。

自分が当てはまるかどうか分からない…という先生には、
まずは無料ブログで更新ができるかどうか試していただいて、
「できる!」という自信がついてから、導入を検討されることをおすすめします。

身も蓋もない言い方ですが、ホームページなんて、作るだけなら小学生でも作れます。
大切なのは、そこに何を載せて、どう見せていくのか…というところです。
そこがしっかりしてないと、どれだけお金をかけて最新のシステムを入れても失敗してしまうでしょう。