クリニック名で検索すると、検索窓に「○○クリニック ヤブ医者」「○○クリニック 評判悪い」といったネガティブなキーワードが表示されてしまう。こんな経験はありませんか？

これは「サジェスト」や「関連検索ワード」と呼ばれるもので、実際にそういう評判があるかどうかに関わらず、表示されてしまうことがあります。

今回は、このネガティブなキーワードをどう対処すればいいのか、医療機関専門Web制作会社の視点でお話しします。

サジェスト・関連検索ワードって何？

サジェストとは、検索窓に文字を入力すると、自動的に表示される候補のことです。GoogleやYahoo!で、クリニック名を入力しようとすると、勝手に「○○クリニック 口コミ」などと表示されるあれです。

関連検索ワードは、検索結果の下部に表示される「○○に関連する検索キーワード」のことです。

これらは、多くの人が検索しているキーワードを元に、自動的に表示される仕組みになっています。

なぜネガティブなワードが表示されるの？

「うちは患者さんに満足してもらっているのに、なぜこんなワードが？」

実は、ネガティブなワードが表示される理由は、必ずしも「実際に評判が悪いから」ではありません。

• 誰かが意図的に検索を繰り返している（嫌がらせ）
• 同業者が検索している
• 一部の不満を持った方が、何度も検索している

こういった理由で、実態とは関係なく表示されてしまうことがあるんです。

削除申請という方法がある

案外知られていないのですが、GoogleやYahoo!は、事実と異なるネガティブなキーワードについて、削除申請を受け付けています。

「そんなことできるの？」と思うかもしれませんが、できるんです。しかも、思っているより難しくありません。

Yahoo!の場合は削除申請フォームから申請でき、早ければ1日、遅くても1週間以内に対応されることが多いようです。Googleの場合は専用の申請フォームがあり、1ヶ月以内に削除するかしないかの判断をして、結果をメールで教えてくれます。

ただし、すべての申請が通るわけではありません。検索エンジン会社が「これは事実に基づいた検索結果だ」と判断した場合は、削除されないこともあります。その場合は、別の対策を考える必要があります。

自分でやるべき？専門家に頼むべき？

削除申請自体は、先生ご自身でもできます。フォームに入力するだけなので、特別な知識は必要ありません。

ただし、こんな場合は専門家に相談した方がいいかもしれません。

• 複数のネガティブなワードが表示されている
• 削除申請したけど、通らなかった
• どう書けばいいのか、不安がある
• クリニックの運営で忙しくて、対応する時間がない

予防も大切

削除申請で対処できたとしても、また同じことが起きるかもしれません。だからこそ、予防も大切です。

ポジティブな情報を増やす

ホームページを充実させて、ブログやコラムで情報を発信していくことで、ポジティブな検索キーワードを増やすことができます。

患者さんとの信頼関係を大切に

当たり前のことですが、患者さんに満足していただくことが、一番の予防策です。満足した患者さんは、ネガティブな検索をしませんし、口コミでポジティブな情報を広めてくれます。

私たちができること

メディカでは、こういった「検索キーワードの問題」についても、ご相談をお受けしています。

削除申請の方法をアドバイスすることもできますし、削除申請が通らなかった場合の別の対策についても、一緒に考えることができます。

そして何より、日頃からホームページを通じてポジティブな情報を発信していくことで、こういった問題が起きにくい状態を作るお手伝いをしています。

ちょっとおせっかいかもしれませんが、「先生が診たい患者さんと、先生に診てもらいたい患者さんを、しっかりとつなぐ」ためには、こういった細かいところまで気を配ることが大切だと思っているんです。

まとめ：事実と異なるなら、対処できる

クリニック名で検索した時に表示されるネガティブなワードは、事実と異なるものであれば、削除申請という方法で対処できます。

• Yahoo!もGoogleも、削除申請フォームがある
• 申請は難しくない。理由を簡潔に書けばOK
• 削除されるまでの時間は、1日〜1ヶ月程度
• 削除申請が通らない場合は、別の対策を考える

そして、日頃からポジティブな情報を発信していくことが、一番の予防策です。

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メディカでは、検索キーワードの問題についてもご相談を承っています。「こんなワードが表示されて困っている」「どう対処すればいいかわからない」という先生、ぜひお気軽にご相談ください。医療機関専門だからこそできる、きめ細やかなサポートをお約束します。