COLUMNコラム
既存患者さんとのコミュニケーション(囲い込み作戦)
「とにかく新規患者さんを増やしましょう」「検索サイトで1番に出てくるようにして、患者さんを呼び込みましょう」とホームページ作成を進めるパターンが多いため、「ホームページ=新規患者さん獲得のみ」と思われてしまうことが多いようです。
新規患者獲得だけがホームページの目的ではない!
しかし、ホームページは新規患者さん獲得のためだけのツールではありません。少し見方を変えて、作り方を変えれば、自院の患者さんは見ることができない「特別なホームページ」を作成することが出来るのです。そして、この「ファン患者さんのためだけの特別なホームページ」だからこそ可能な、安心できるコミュニティサイトや、医師・スタッフとの綿密なコミュニケーションを図ることができるのです。
敢えて「検索できない」ホームページを作成する
少し専門的なお話になってしまうのですが、新規患者さんを増やすためには、「○○市 ○○科」と近くの医院を探している人を呼び込むために検索エンジン最適化(SEO)を行います。また、コンテンツは全てオープンにし、いろいろな方向から検索して、医院のホームページにたどり着いてもらえるように各種設定を行います。
限られた既存患者さんのみに見ていただくサイトにするのであれば、逆のことを行えばいいのです。
ただ、このままでは既存患者さんにもホームページを見つけていただけなくなってしまいますので、医院のアドレスやログインパスワードを記載したホームページ紹介カードを作り、それを持っている人だけがアクセスできるようにすればよいのです。特別感をより出すのであれば、パスワード管理を重視し、数ヶ月~年単位でパスワードを変えるようにすれば、今、来院してくださる患者さんのためのサイトになります。
「私だけ」のプレミア感が医院のブランディングにつながる
この医院に来ている私だけが見られるサイト」というプレミアム感を出せば、既存患者さんの自尊心も満足させることができますし、身元がはっきりしている方たちばかりのホームページになりますので、表面的でなくより突っ込んだ内容のホームページを作ることができそうですね。