COLUMNコラム
新規開業前にホームページをオープン
新規開業を考えていらっしゃる先生、医院をオープンする前にホームページを公開しませんか?事実上、医療法の規制のないホームページを活用しない手はありません。日本医師会の「医療施設ホームページのあり方
-会員医療施設HPおよび医療情報提供のガイドライン-」にもホームページを活用するように推奨されています。
医院ホームページを開業前に開設するメリット
- 1. 看板・印刷物に事前にホームページアドレスを入れられる(経費削減)
- 2. 事前に様々な情報を発信できる
- 3. サイト公開日時が重視される検索ロボット対策(SEO)になる
1.医院開業を事前に告知できる
「建設予定地に看板を立てて、告知するから大丈夫」と思われるかもしれません。でも、医院開業時や医院開業後に出すチラシ、看板、薬袋、診察券、パンフレット、領収書等の印刷物にもホームページのURLを入れられます。後から追加するのではコストがかかりますが、事前にホームページのアドレスが決まっていれば、最初から入れられ、経費の削減になります。
2.事前に様々な情報を発信できる
「開業時は決めなければならないことが多くて、ホームページまで手が回らない」と言われる先生が多いようです。でも、本当にもったいないことです。医院は開業しなければ、診療をすることができませんが、ホームページは開業する前から立ち上げ、情報発信することが可能です。少しお手間はかかりますが、事前にメール相談を受け付て、患者さんと信頼関係を築くこともできます。
ホームページを事前に作成することで、可能なこととしては、
- 1. スタッフ募集ができる
- 2. クリニックの理念・治療方針・先生やスタッフの笑顔など無限に情報を公開できる
- 3. 印刷物を作成する手間が省ける
まず、スタッフ募集についてです。スタッフ募集は新聞の折込広告や求人情報誌を利用されることが多いと思います。ただ、それでは枠が小さく、本当に伝えたいことが伝えきれないという現状があります。事前にホームページにスタッフ募集のページを用意しておくことで、載せきれなかった情報を公開することができます。さらに、広告を見ていなかった方も、ホームページでもスタッフ募集を告知することにより、応募してきてくれる可能性が大きくなります。
次に無限に情報を公開できることについてですが、厚生労働省は「(ホームページは)不特定多数を対象とした広告には当たらない」との見解を示しています。事実とかけはなれた記載はもちろんいけませんが、先生の顔写真、クリニックの理念、先生の治療方針、どのような診療科目を扱うか…など、かなり充実した内容が公開できることになります。開業時は、地域の皆さんの関心がもっとも高い時期です。せっかくのこの時期、ホームページを公開することで、地域の皆さんに先生の医院について知っていただくとても良いチャンスになります。
最後に、印刷物を作成する手間が省けることについてです。パンフレットを作成するには「何を載せるか」「どのように載せるか」など考えていただかなければなりません。しかし、ホームページを先に作成しておけば、その文章を活用して、パンフレットなどを作成することができ、先生の負担が少なくなります。また、わざわざお金をかけてパンフレットを作成しなくても、ホームページを印刷してクリアファイルにはさんでおくだけで、手軽に変更可能で、患者さんが親しみを持ってみていただける「手作りパンフレット」が簡単に作成できます。
3.サイト公開日時が重視される検索ロボット対策(SEO)になる
最後に、技術的な話になりますが、検索サイトに認識されやすくなるというメリットがあります。様々な要因からホームページを判断する検索ロボットですが、公開された日時も評価の対象になります。少しでも早く公開することで、競争の激しいインターネット検索の世界で優位に立つことができるのです。
少しSEOとはずれますが、ホームページアドレスは早い者勝ちの上、一生のものです。一度誰かに取られてしまったら、そのアドレスはあきらめなければなりません。希望のホームページアドレスを取得するためにも早めにホームページの公開を考えられることをおすすめします。