コラムCOLUMN

  1. HOME
  2. コラム
  3. 子宮頸がんワクチン公費助成のための署名

COLUMNコラム

子宮頸がんワクチン公費助成のための署名

2009年12月22日に、子宮頸がんワクチンの一つである「サーバリックス」の販売が認可されました。

私も一人の女性として非常に興味を持っています。

費用が少し高い(3回接種で計6万円程度)のがネックではありますが、
がんになり、手術・転移…というリスクを考えると、
接種することで7割~8割は予防効果があるのであれば、
高くない予防かな…とは思っています。

まだ、近隣のクリニック/医院で導入しているところは少ないので、
接種したくてもできない状況ではあるのですが…。

このワクチン、いくつかの自治体では補助を行うところもあるようです。
ただ、全ての自治体で…とは行かない現状を打破するため、
公費助成を求める電子署名が行われています。

関心のある方は、下記URLをご確認下さい。

———————————————-
http://hpv.umin.jp/

子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を

子宮頸がんは性交渉時のヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の一つであり、日本でも毎年約1万 5千人の方が発症し、約3千500人の方がお亡くなりになっています。近年、子宮頸がん予防HPVワクチンが開発され、ワクチン接種によりウイルス感染を予防し、将来的な子宮頸がんの発症数を減らすことが期待されるようになりました。このHPVワクチンが本邦でもようやく承認されたところですが、現時点では任意接種であり、3回の接種に合計で約5万円前後の費用が必要となります。より多くの女性での接種が可能となるように、諸外国では国のワクチン政策に組み入れることが推奨されており、ほとんどの先進国では接種費用に対し公費助成がなされています。我が国においてもより多くの日本女性の健康を守るために、子宮頸がん予防HPVワクチンの公費助成による負担軽減を求めます。

平成22年1月13日
国立がんセンター中央病院院長
内閣府規制改革会議専門委員
土屋了介

前のページに戻る