COLUMNコラム
増患対策は開業後のほうが大切です
新規開業されるクリニックさまのお手伝いをすることが多くあります。
そのときに、できるだけスムーズにスタートできるよう、
ホームページなどのWeb施策も、さまざまなことを行います。
ただ、開院前にできることは決まっています。
開院が決まるのは、だいたいオープンの1年~1年半前。
勤務先との関係もあって、実際に告知できるのは半年くらい前でしょうか。
その短期間で全てを伝えることは、できません。
また、打てる手も限られています。
ですので、開院後の増患対策が大切です。
開院直後〜3ヶ月は、クリニック集患のキモ
開院してすぐは患者さんも少ないことが多いです。
なぜなら、もともと通院しているクリニックに恩があり、新しくできたからといって、すぐに変わってくる患者さんは少ないからです。
ただ、地域の方の関心は非常に高く、
「新しく開院したあのクリニックどうだった?」
と本当によく話題に上ります。
それは、大なり小なり今の医院に不満がある方が、
良さそうなら変わろうかな、と思っているからです。
来院する患者さんから、口コミが広がる
このタイミングで来院されるのは、
新しいものが好きで、地域の口コミのキーマンとなる、
インフルエンサーである可能性が高いです。
まだ手順に慣れてないからとお待たせしたり、
患者さんが少ないからと先生の焦りが伝わったりすると、
それがそのままクリニックの評判につながります。
せっかくなので丁寧に診察したり、
受付から会計までの流れを改善したり、
患者さん向けの説明資料を作成したりするなど、
忙しくなったらできないけど、やれたらいいなと思うことを一つ一つ進めていきましょう。
先輩院長先生が、やっておけば良かったと言われていたこと
誠実に診療していれば、3ヶ月から6ヶ月で軌道に乗ってきます。
軌道にのると、目の前の患者さんに一生懸命になり、なかなか医院の中や情報発信に気が向かなくなります。
以下のような対策は、
実際「やってみて良かった」と言われる先生
「やっておけば良かった」と言われる先生が多いです。
- アメニティの見直し、充実
- 医療技術(伝え方)の向上
- 患者さんへの勉強会開催
- 患者さんアンケートの実施
- 治療に関するモニター制度
- 専門医療分野に関するコラム(ブログ)
- ホームページの見直し、充実
開院までは、忙しすぎて怒涛のように過ぎていきます。
開院して落ち着き、ふっと気が抜けたときに、焦るだけではなくて、未来につながる行動を起こしましょう。