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医療機関の診療予約システムについて考える

宿泊予約、レストラン予約、サロン予約、チケット予約…
どなたも、インターネットで何かしらの予約をしたことがあるのではないでしょうか。

これまで予約システムを導入しづらいと言われていた飲食店でも、
最近ではネット予約ができるようになってきました。

ネット予約急伸、「飲食店争奪戦」が始まった
ホテルと比べてなぜ遅れていたのか?

医療機関も「ネット予約が難しい」と言われる業種の一つです。
直接来院して順番受付をする患者さんと、
ネットや電話で予約して来院する患者さんが混在すると、
クレームになりやすいと言われるからです。

そのため、基本的に受付順番制を取り、
・ 朝早くから並んでくれた患者さんから診察する
・ とりあえず診察券を出してもらって、おおよその時間を伝えて外出OKとする
とされる医院さんが多いのではないでしょうか。

患者の立場からすると
・ 午前中に有給を取って受診したが、いつ診てもらえるかわからず困った
・ 30分かけてクリニックに行って受付したけど、今から40番待ちと言われて途方にくれた
・ 2時間も待合室から動けず、院内で病気をもらってしまいそうで嫌だ
ということが頻繁に起きている気がします。

時間にゆとりがある方たちのみを診療されているのであればよいのですが、
学生さんや社会人、仕事を持っている主婦の方などは、
綱渡りのようなスケジュールで動いている方も多いです。

他業種での導入が進むほど、「あって当たり前」と思われてしまうことが増えます。
「無理だから」「難しそうだから」と敬遠するだけでなく、
「どうやったら導入できるか」を考えていくことも大切かな、と感じました。

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