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かかりつけ医を目指す先生、地域交流してますか?

開院される先生が口を揃えておっしゃるのが、
「地域に根ざしたかかりつけ医」でありたい
ということです。

患者さんに選ばれるクリニックづくりをしていますか?

国の方針や世の中の流れを見ていると、
地域のかかりつけ医の役割は急性疾患よりも
生活習慣病など慢性疾患の比率が上がっていくのは明らかです。

急性疾患の場合は「近く」「今」診てもらえる医院に人が集まります。
でも慢性疾患の場合は「遠く」でも「予約して」でも診てもらうようになります。

ホームページは口コミの補完ツール

ホームページを作っていて思うのは、Webサイトは所詮口コミの補完ツールだということ。

クリニックが乱立していて、長く暮らす住人のいない都会は、ホームページでの集患が強いですが、
ある程度クリニックの数が限定されていて、長くその地域に住んでいる患者さんが多い土地では、口コミ+ホームページです。

口コミを作る取り組みをされていますか?

だからこそ、「地域に根ざしたクリニック」「かかりつけ医」を目指す先生にとって
大切なのは、一人でも多くの住民の方に、顔を覚えてもらうこと。

地域の人に、「○○なら、○○医院さんに行ったらいいよ」と言ってもらえるような取り組みはされていますか?
「○○医院さんなら、困ったときにどんなことでも相談できるよ」と言ってもらえる関係づくりはされていますか?

病気ではない患者さんの前やクリニックの外に出て、地域の方とのつながりを作ることが、大切です。

患者さんが集まるクリニックは、こんな取り組みをしています

  • 毎朝、院長先生がうクリニックの前を掃除して、あいさつ
  • 地元の飲食店/理美容院など個人のお店を積極的に利用
  • 地域のお祭りに参加
  • 地域のイベントに参加
  • 子どもたちの学校活動や子ども会に参加
  • 趣味の展示などに医院を解放
  • サッカーや野球、ランニングチームを作る
  • 老人会やPTAでの講演
  • 季節イベントの実施(七夕、夏祭り、餅つきなど)
  • 院内新聞の発行
  • 院内教室の開催(健康教室、体操教室、ヨガ教室)

読んだ先生は「面倒くさい…」と思われているかもしれません。
でも、地域に根ざすためには、地域の方に顔を覚えていただく必要があります。
かかりつけ医になるためには、「あの先生になら、こんなことも相談できそう」と思ってもらう必要があります。

得意不得意、向き不向きがありますので、必ずしも絶対ではありませんが、
もしできそうなことがありましたら、今日から一つだけでもはじめてみてはいかがでしょうか。

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