この１年位、ホームページと医療広告はどのようになるのか…と注視されている厚生労働省の「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」。
2017年度内に省令が公布、2018年6月1日からの施行が見込まれています。

医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=335126

11月の検討会で大どんでん返しがおきました。

この改正において一番関心が高かった内容で、
11月の検討会での一番大きな変化は、
「ビフォー・アフターの掲載がOKになったこと」
です。

ずっと全面禁止になりそうだという話で進んでいましたが、
結局、ビフォー・アフターの掲載が認められることになりました。

患者側としては術後の状態をイメージするためには大切な情報源だと思っていたのですが、
検討会においても、その意見が優勢になったということのようです。

ただ、掲載には条件があります。
単に写真を並べただけのビフォー・アフターの掲載は禁止です。
その写真の周辺に具体的な治療内容・副作用・リスクなどの詳細な説明を記載する場合に限って、
ビフォー・アフターの掲載が認められることになりました。

一方で、「体験談」については、
「患者等の主観又は伝聞に基づく体験談を広告してはならないこと」
として、全面禁止となりました。