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ホームページを活用して初診を疑似体験

初めての患者さんにとってホームページ上で診察を受けるまでの疑似体験が出来ればとても安心できます。せっかくホームページがあるのでしたら、少しでも初診患者さんに安心していただけるような工夫を取り入れてみましょう。

検索した場合に、自院のホームページが1ページ目に表示されるようなSEOをすることも大切ですが、やはり患者さんがホームページをご覧になった時に行きやすい、行ってみたいと思われる工夫も重要です。

診察している自分をイメージできる、「診療の流れ」を作成

  • アクセス
  • 「自動車なら○○交差点を右折して○○m先、目印になる○○のすぐ隣
    駐車場は医院の前に10台分、第2駐車場は○○m先の左手に20台分あります」
    とわかりやすく表示。
    さらに、交差点や曲がり角の写真や遠くから見た医院の写真を掲載するとより親切。

  • 受付
  • 予約の有無(電話予約やインターネットでの予約ができるかどうか)
    混雑している曜日や時間帯のお知らせ
    急患ではどのような対応になるのか、初診ではどのような対応になるのか。

  • 待合室
  • キッズコーナーの有無
    待合室→診察室の流れなのか、待合室→中待合→診察室の流れなのか

  • 診察室
  • どのような検査機器があるのか
    診察室内の様子を写真で紹介
    できれば、特徴のある検査の流れなども紹介するとよいでしょう。

  • 会計
  • 受付・会計と待合室が離れている場合は特に、患者さんに待っていただく場所を指定
    薬は院内処方なのか院外処方なのかも、ここで説明されるとよいでしょう。

この様に受付から会計までの流れを順番に追っていくページを作れば、患者さんはひととおり見ることにより実際に受診した流れが疑似体験できますので、とても安心でき、受診しやすくなると思います。

そんなことまで…と思うことを意外と患者さんは望んでいる

医療人になってしまうと意外と気づかないのですが、どのような流れで何が行われているのか、クリニックの中でも病院の中でも同じように、患者さんは戸惑われることが多いのです。ましてやあまり余裕のない状態で運営している医療機関では、スタッフに声を掛けて尋ねることもためらわれてしまいます。

外来中心のクリニックでは少し想像しにくいかもしれませんが、入院の場合を考えてみるとわかりやすいでしょうか。

普通の方で入院経験のある人はあまりいません。もし自分が入院することになったらどんな様子かまったくわからず、当然不安な気持ちでいっぱいになります。

その様な患者さんでも、
入院中の生活について
・朝食○○時 メニューは○○などの食生活について今月の献立表などと一緒にご紹介
・どのくらいのタイミングでどのような検査が行われるか
・入院時に何が必要か列挙
・メールやコンピュータ、携帯電話の使用について(携帯電話は充電できるかどうか)
・テレビの利用や料金表
・売店や喫茶店の紹介
など、院内での入院患者さんの生活がイメージできるような内容になっていると、少し入院に対する不安が和らぎませんか?

この入院のケースと、外来は全く一緒なのです。

医療に携わっていると忘れがちですが、「病院・医院=怖い」というイメージをもたれる患者さんは少なくありません。「先生が怖かったらどうしよう」「いきなり注射されるかもしれない」と受診をためらう方もいらっしゃいます。

特に子供さんは、「お医者さん=怖い」というイメージを持っていることが多いので、お母さんとおうちでホームページを見ながら擬似来院してもらえるようになっていれば、安心して来院してくださるかもしれませんね。

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